二月も、もうすぐ終わります。「二月は逃げる」と言うように、本当にあっという間に日々が過ぎていきます。
三寒四温という言葉もあるようですが、最近、気温の振れ幅が大きくて、三日か四日のうちに真冬と初夏の間を行ったり来たりしているようです。体への負担も大きいし、服装を選ぶのも一苦労ですが、これも季節感ですね。こうして三寒四温の日々を過ごすことで、季節は新しい方へ向かっているのでしょう。
ここ一年ほど、マスクをして日常を過ごすことが当たり前になり、風邪をひかなくなった自分に気づきます。花粉症も持っているのですが、毎日マスクをすることで、花粉症の悪化を防ぎ、この季節を随分楽に乗り切れているようにも思います。
とはいえ腰痛をきっかけに整体に通うようになり、今の私の「一番の友人は自分の骨」という毎日になりました。カラダの声を聴くようになり、自分のカラダが整うような姿勢、座り方、歩き方、寝具、さらには食べ物や飲み物についても考えるようになりました。整えることに努力しながら、いまは1か月後、2か月後、さらにその先の自分をイメージしています。社会を閉塞させている感染症がやがて治まり、活発に行動できる日が、いつかまた来ることでしょう。そんな活動的な未来の日々に備えて、今はとにかく、巣籠りをしながら、自分のカラダを整えて、強い体を作っておきたいと思います。
ふと飛び込んでくるニュースに目をやると、世の中のさまざまな問題が、次から次へと更新されていて、それはもう、こころが追いつかないくらいのスピードになってきました。
地位や権力にむらがる人々の動騒、有名人へのバッシング、新しい差別、世界で起こる災害、クーデターや国家間のパワーゲーム、・・・数えきれないほどの話題の洪水に、もう、アタマが、こころが、「追いついていけない」と感じています。
ついていけないほどの情報量に、もうついていくのをあきらめて、しばらく自分のアンテナをたたんで、少し情報収集をお休みしようかな と思います。
ニュースに心を痛めたり、腹をたてたりすることを、お休みして、しばらくの間、自主的に「おこもり」状態を作ろうと思うのです。起こっている出来事から少しの間、目を逸らし、距離を起き、この世の現実を、まるでフィルム越しに茶番劇を見るような気分で、ながめてみようと思います。
私一人が、そう言う風に「世界を凝視する」ことをさぼっても、きっと大丈夫、世界はそんなに急にひどい方向に転がったりしないことを信じます。私がさぼっている間も、誰か他の人が、代わりに見てくれることでしよう。
目を閉じてしまいたい、そして自分のこころと体に向き合いたい、そんな今日このごろなのです。